テレワーク時代に必須のワークツールとは何か〜オフィスでも自宅でも使いたくなるPCスタンド〜
15秒でわかる本稿のポイント
- PCスタンドは場所を問わず柔軟に働けるテレワーク時代に必須の仕事道具
- オフィスでも自宅でも「使いたい」と思えるミニマルなmBarProは機動性が高く、自由な働き方を支えるツール
- 王道のBoyataも安定感は素晴らしい。自宅では圧倒的に使いやすい
- 変化するワークスタイルの中で、自身の働き方や用途に合ったツールを使うことで満足感を高めよう
本稿の目次は以下になります。
- いつでもどこでも仕事ができる時代だからこそ、仕事時間を楽しくするために「使いたい」と思えるモノを
- 【Introduction】BoyataとmBarProを半年間使ってみて
- ミニマルでコンパクトでありながら、スタイリッシュなPCスタンド自宅でも外出先でも使いやすいmBarPro
- 1. mBarProの特徴
- 2. PCスタンドの王道 Boyataとの比較
- 【Conclusion】ワークスタイルや用途に合わせたスタンド選びを
いつでもどこでも仕事ができる時代だからこそ、仕事時間を楽しくするために「使いたい」と思えるモノを
ワークスタイルが激変してから1年以上が経ち、テレワークも定着しつつあるのではないでしょうか。もはや仕事はオフィスだけでなく、自宅でも行える時代になっています。そんなテレワーク時代のワークツール(仕事道具)として必需品と言っても過言ではないモノが、ノートパソコンを支えるPCスタンドです。
仕事をしている時間は1日の中でも大部分を占めます。そのため、そんな仕事時間を少しでもポジティブに過ごすためにも、ワークツールは単なる“仕事道具“として「使わないといけない」モノではなく「使いたい」モノを使うことをオススメします。
今回は、私が1年半近いテレワーク期間中、オフィスでも自宅でも愛用しているアイテムをご紹介したいと思います。
【Introduction】BoyataとmBarProを半年間使ってみて
私の場合、昨年春頃には出社する機会があまりなく、完全在宅が多かったため、自宅ではPCスタンドとしてAmazonのランキング上位に常連である人気のBoyataを使っていました。
Boyataは金属製でずっしりとした重量感があり、PCを乗せた時も角度が変わることなく、安定感のある良い製品です。
しかし、Boyataはサイズが大きいため、机の上で据え置きで使うと結構な存在感があります。また重量があるため正直、持ち歩くには少し抵抗感があり、メインは自宅での使用がメインとなっています。
その後、コロナの影響にも慣れ世間が落ち着いてきた頃から、オフィスへの出社やお客様先への訪問等、外出する機会も増えてきたため、もう少し機動力があるPCスタンドがあると良いなぁと感じていました。
何か良いPCスタンドは無いものかと、昨年末Amazonをうろうろしているときに、mBarProを見つけて購入し、現在も愛用し続けています。
ミニマルでコンパクトでありながら、スタイリッシュなPCスタンド
自宅でも外出先でも使いやすいmBarPro
1. mBarProの特徴
半年間、BoyataとmBarProの2種類のPCスタンドを使ってきてみた私が、mBarProの特徴だと思われる点について、(1)デザイン、(2)携帯性、(3)機能の3つの観点から整理してみました。
(1)シンプルでミニマルなデザイン
まず、デザインについては、PCスタンドというパソコン周辺機器でありながら、非常にシンプルでミニマルなデザインになっています。台湾製ということもあってか、アートが盛んな台湾らしく、デザインが洗練されていると感じます。
(無駄のないシンプルでミニマルなデザインです)
(ロゴも目立たなくて、良い感じです)
私はプライベートではMacbook、会社ではWindowsを使っていますが、特にMacbookとの見た目での相性が良好です。ミニマルでスタイリッシュなデザインのため、まるで、apple純正品かのように、Macbook ProやiPadのアルミ感にもぴったり合っています。カラー展開もappleのMacbookやiPadを意識してか、スペースグレーに近いグレーとシルバーの2色が展開されています。
(2)機動力のある働き方を妨げない携帯性
続いて、携帯性という観点では、そのサイズと重量について言及したいと思います。
mBarProは折り畳みがその特徴であると感じています。コンパクトに折り畳めて、PC本体と同じ程度の薄さになるため、カバンの中で邪魔になりません。
サイズ感としては、カバーをつけたiPadPro11インチと同じくらいの幅(24.3cm)・厚さ(1.3cm)になります。
Bluetoothキーボードなどなど、折り畳みできる製品の場合、キシキシという部品のたわみや部品の歪みによって接合部が干渉するといったことが心配ですが、アルミ製だからか丈夫で、折り畳みの際の部品の干渉もなくピッタリとパーツがはまります。バリなどもなく、品質の高い製品だと思います。
(3)固定角でありながら使い勝手のよい機能性
最後に機能的な特徴として、PCスタンドの機能である、PCを持ち上げる「角度」「高さ」について言及します。粗々ですが、私の方で採寸したスタンド角度と高さの図を以下に示します。
「角度」については、スタンドの角度は高すぎず、低すぎない約20°となっており、キーボードが非常に打ちやすく手首が疲れない角度だと感じました。残念ながら私は自宅に分度器を持っていないため正確な角度はわかりません。直角三角形のうち2辺の長さがわかっている場合、三角関数によって仰角を算出することができます。
三角関数を使って計算した角度は19.98°、つまり20°くらいになります。あくまでも目安として捉えていただければと思います。
(計算のために、利用させていただいたサイトは以下になります。
底辺と高さから角度と斜辺を計算 - 高精度計算サイト)
また、私が特に優れていると思っている点は、iPadのSmartKeyboard Folioとの相性です。iPad Pro 11インチとSmartKeyboard Folioを愛用しています。SmartKeyboard Folioはその携帯性の高さが魅力ですが、キーボードの厚みがないことから、長時間のタイピングしていると指が疲れてきてしまい、正直「SmartKeyboard Folioでは文書作成したくないなぁ」と感じています。mBarProを使うことでキーボードに角度をつけることができ、タイピングのしやすさは格段に上がりました。
次に「高さ」については、これはmBarProに限らずPCスタンド全般に言えることですが、ノートPCの画面位置を目線の高さに近づけることができるため、タイピングやPC作業が非常に楽になります。画面の高さを上げるのはBoyataのように、スタンドの支え自体の高さを上げることができる製品の方が使い勝手は良いですが、支えの高さが固定されているmBarProでも奥側の一番高い部分で8cm程度の高さがでます。手前側の一番低い部分でも2cm程度の高さとなります。
個人的には、PCを置くと手前側の高さが少し高すぎる気がすることもありますので、パームレストがあった方がタイピングは楽かもしれません。私はパームレスト代わりに手帳を置いて、手首とキーボード間の高さを減らしています。
また、携帯性とも重複する部分ではありますが、mBarProの最大の特徴はその「折り畳み」機能かと思います。スタンドの支え部分を折り畳むことで非常に薄くコンパクトになることが最大の強みともいえる特徴かと思います。
2. PCスタンドの王道 Boyataとの比較
さて以上で、mBarProの特徴を整理してきました。筆者が個人的に気に入っているため、少し褒めすぎなレビューになってしまったかもしれませんがご容赦ください。
これまでBoyataとmBarProの両者を愛用してきた結果として、両者のどちらが良かったかを比較して示しておこうと思います。PCスタンドとしての(1)機能性(角度調整機能、安定性)、(2)コスト、(3)携帯性、(4)付加価値の観点から、mBarProとBoyataを3段階評価(良=3、可=2、不可=1)で比較したいと思います。
(1)機能性
機能性の観点では、角度・高さ調整機能と安定性の2つの点について比較します。
まず、角度・高さ調整では、角度調整や高さ調整が柔軟にできるBoyataが圧倒的に便利です。また、しっかりとした重量とアームの作りをしているため、PCを載せても角度や高さが勝手に変わることもなく、端末をホールドしてくれます。Boyataは角度・高さ調整機能、安定性の両面から文句なしの「良」です。
一方で、mBarProは手首が疲れない角度と言っても、角度や高さ調整ができないため、自由度は劣ります。安定性については滑り止めのゴム足もあるため、位置がずれることはありませんが、Boyataに比べるとやや華奢にはなります。そのため「可」としたいと思います。
(2)コスト
コストの観点では、Boyataは「良」かと思います。2021年6月21日現在、BoyataはAmazonでも4000円弱(プライムデーセール価格で3709円)で販売されています。一方で、mBarProは6880円と少々高値となっています。つまり、mBarPro1つで、Boyataを1.5個分買えてしまいます。コスト比較では、mBarProは「不可」としたいと思います。
(3)携行性
携帯性の観点では、圧倒的にmBarProです。上記でその特徴として述べてきましたが、mBarProは折り畳みができることで、PC本体の幅・高さをほぼ同じサイズ感になります。そのため、携行するのが非常に楽になります。そのため、携行性は「良」としたいと思います。一方で、Boyataは重量・サイズともに大きく、携行は正直お勧めできません。そのため「不可」としたいと思います。
(4)付加価値
最後に付加価値の観点として、デザインについて述べたいと思います。デザインという点は非常に主観的な評価となるため、人それぞれで評価が異なるものであると思いますので、あくまで筆者の個人的な評価として捉えていただければと思います。
まず、mBarProは上述の通り、まるでapple純正品かのように非常にミニマルでスタイリッシュなデザインとなっており、比較的、付加価値が高い製品かと思います。
一方で、Boyataも機能性を発揮する上で無駄のないシンプルなデザインになっています。ただ、個人的には無骨な印象を受けるため、持っていて楽しくなるという意味ではmBarProの方に軍配があがります。そういった意味でBoyataは「可」としたいと思います。
【Conclusion】ワークスタイルや用途に合わせたスタンド選びを
以上、これまで述べてきた各観点の結果を整理した表を以下に示します。
製品名 |
機能 |
携帯性 |
コスト |
付加価値 |
点数 |
|
角度調整 |
安定性 |
携帯性 |
価格 |
デザイン |
合計 |
|
mBar Pro |
△ |
○ |
○ |
△ |
○ |
11 |
Boyata |
○ |
○ |
× |
○ |
△ |
10 |
4観点から比較してみた結果を集計すると、mBarProが11点、Boyataが10点と両者の差は僅差となりました。今回はmBarProとBoyataを比較しましたが、両者は一長一短かと思います。一口にPCスタンドといっても、持ち運びを想定した用途なのか自宅での使用がメインなのかといったように、ワークスタイルや用途によってどの製品がフィットするかの基準は変わります。
Boyataは重量が大きく取り回しは大変ですが、角度調整が自由にできることから、主に自宅でしか使用せず、サブモニターを使っている方でしたら、モニターの高さとノートPCのディスプレイの高さを合わせることができるため高い満足感を得られるかと思います。
一方で、外出先でも仕事をする機会が多い方でしたら、Boyataは持ち歩くことは負担になるため、mBarProの方が満足感が高くなるでしょう。
オマケですが、mBar Pro持ち歩き用のポーチも付属します。水滴マークが付いているので、防水仕様なのかもしれません(未検証です)
私がmBarProを購入したのは半年ほど前になりますが、2021年6月現在でもAmazonで販売されているようです。PCスタンドをお探しの方は、mBar Proを一度チェックされてみてはいかがでしょうか。
それでは。
(2021年6月21日 追記)
ちょうどAmazonプライムデーセールが始まりました。Boyataはセール対象となり、通常時より安く購入することができます。しかし、残念ながら、mBarProの方はセール対象外でした。
(2021年6月23日 追記)
見出しをいくつか追記しました。
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