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古きを尋ねて台北~リノベーション宿に泊まる「Meander1948」

半年ほどブログ更新をさぼってしまいました。。

久しぶりに書く記事は先日行った台湾旅行についてです。

目次はこちら

  

1.古きを尋ねて台北~リノベーション宿に泊まる

経済が発展して、綺麗なオフィスビルが立ち並ぶ中でも、レンガ造りの古い建築が今も残り、どこか懐かしいノスタルジックな街並みを残している台湾。日本人観光客にも人気の観光地です。そんな台湾の街の首都・台北で、昔の建物をリノベーションしたおすすめのホテルを見つけましたので、以下でレビュー・ご紹介します。これから評判上昇間違いなしの新しいリノベーションホテルに滞在しつつ、古き良き時代の雰囲気を感じるために、台北を尋ねてみませんか。

 

2.MRT台北駅徒歩圏内に歴史と機能性を兼ね備えたリノベ宿あり
  ~Meander1948(ミアンダー1948)

Meander1948(ミアンダー1948)は、台北駅近くにある新しめのリノベーションホテルです。2018年11月にオープンしたばかりの、バロック様式ルネサンス様式?風の豪華な装飾が施された外観が素敵なホテルです。かつての台湾の商人たちは、こぞって洋風建築を建てて、その豪華さを競い合ったそうで、外観からは往時の繁栄を偲ばせます。MRT台北駅の駅チカ「台北地下街」から徒歩5分ほどの場所に立地しています。

Hotel Meander 1948外観

Hotel Meander1948の往時の洋式建築を活かした外観。
○立地 台北市内の観光に小回りが利く利便性

Meander1948は台北駅北側の華陰街と太原路が交差する位置にあります。

台北駅の駅チカの台北地下街Y11出口から地上に出て徒歩5分、MRT台北駅の改札からは徒歩15分くらいの場所にあります。改札からは少し歩きますが、地下鉄へのアクセスがとても良く、MRT台北駅では淡水線(南北に走る赤い路線)と板南線(東西に走る青い路線)を利用可能で、さらにはMRT台北駅よりも更に近い距離にある松山新店線(東西に走る緑の路線)のMRT北門駅や、桃園国際空港(TaoYuan International Airport)まで直通の桃園空港MRTの台北駅へのアクセスも至便です。台北市内を観光する上では縦横に自由が利く非常に便利な立地にあります。

 

台北には他にもリノベーションホテルがありますが、このMeander1948の最大の特長は、この観光に小回りの利く立地にあると考えています。

 

○周辺環境 食と歴史が感じられる散策が楽しい

ホテルの1Fには同じ系列のおしゃれなカフェがあり、コーヒー豆の芳ばしい良い香りが漂っています。こちらで朝ごはんを食べることもできます。

Hotel Meander1948 1Fにあるカフェ

1Fにあるカフェ。コーヒーの良い香りがただよう。

また、4階建ての建物の1F部分にはセブンイレブンがあり、コンビニ徒歩0分で飲み物や食事の買い出しに非常に便利です。景観上、少しコンビニの存在感が強い気がしますが、周辺に住む方の生活を支えていますし、便利さには変えられません。。。

 

1Fには24時間営業のセブンイレブン

また、周辺環境として、華陰街と太原街には、服飾等の問屋さんが立ち並んでいて、台北の人々の暮らしを垣間見ることができます。大通りから一本横道に入ると素食(精進料理)屋さんや豆乳屋さんもあり、散歩しながらローカルな朝ごはんを楽しむことができます。

近くにあるローカルな麺食堂屋さんの炸醬麵(ジャージャー麺)は美味しいのでおすすめです。

台北地下街Y11を出たところにある食堂

この華陰街と太原路界隈は問屋街だけあって商人風の街並みが多いです。お散歩をしてみると、周辺にMeander1948ホテルと似た外観をした古い建物がいくつか残っています。周囲を散策して建物のビフォーアフターを見つけてみてはいかがでしょうか。

街角には商人建築が今も残る(写真は徒歩でもいける迪化街)
○お部屋 ドミトリーか個室か、共同シャワーかプライベートか

さて、泊まるとなると気になるのがお部屋です。ホテルの2F~4Fが客室フロアになっています。全24室あり、お部屋の種類も豊富です。お部屋の種類は大きく分けると「ドミトリー」か「普通の個室」か。そして「共同シャワー」か「プライベートシャワー」かで選べます。

また、ドミトリーには女性専用部屋もあるようですので、グループでの旅行や女性の一人旅でも安心なのではないでしょうか。

 

外観はシックで重厚感のある建物ですが、内装は白を基調とした非常に清潔感のあるお部屋です。今回、私は「個室」の方に泊まりました。私の荷物が見苦しくも映り込んでしまっておりますが、ベッドの大きさも十分な広さがあり快適でした。

シャワー・トイレ付きダブルルームの内観

 新しいホテルなだけあって、水回りや空調には何も問題ありませんでした。1つ不思議なものがあったとすれば、お部屋の真ん中から生えているバロック調の柱です。

 

部屋の中に生えている柱

また、お部屋の窓からは華陰街の様子が眺められます。通りを行き交う人を眺めていると、信号待ちをする親子連れや、仲良くトウモロコシを食べながら歩くカップル、おしゃべりをしているおばあちゃん等、台湾の人々の普段の生活を垣間見ることができます。

一方で、目の前を通る太原路は比較的、車通りのある大きな通りですので、夜は車の騒音が少し入るかもしれません。

 

なお、価格帯についてはドミトリーは2000円~3000円、個室の場合1部屋7000円~1万円前後(参考:2019年1月13日~14日)となります。宿泊費や残室数によって値段は変わるので、気になる方はチェックしてみてください。

○設備 旅行者にうれしい機能性を備える

このホテルの面白い点はcommon spaceです。建物4Fは共有スペースとなっていて、アイランドキッチンが素敵な共同キッチンがあります。キッチンでは電子レンジが使えるので、コンビニでお弁当(台湾には駅弁があります)を買って温めて食べることもできます。大きめなテーブルもあるので、旅での交流を楽しみたい方は、ここで時間を過ごすと、ゲスト同士での交流も生まれるのではないでしょうか。

4Fにある共同スペースには大きなテーブル

また、4Fにはコインランドリーもあり、洗濯機が2台あるため、長期滞在や自分で洗濯したい人には役立ちます。

 

○その他

・予約するとメールで「チェックインは21:00まで」と言われます。到着便の時間が合わない場合でも、22:30までスタッフの方はいるようですので、到着が遅くなる場合は交渉してみてはいかがでしょうか。

・チェックアウト後の荷物預かりは20:30までです。帰国日にはここに泊まり、チェックアウト後に荷物を預かってもらって、比較的近所にある迪化街の散策などはいかがでしょうか(もちろん、桃園空港MRTの台北駅にもコインロッカーを使っても便利です。)

 

 

 

3.歴史ある風情と機能性を兼ね備えたイイトコ取りホテル

LCC路線や海外ホテル予約サービスが充実してきて、ひと昔前に比べて、航空券とホテルを自分で手配する人も増えています。これまでは旅行会社がフリーツアーで提供する航空券+ホテルのセットに申し込み、旅行会社が提示する数か所のホテルリストの中から好きな宿を選ぶ人が多かったと思います。今では自分で手軽に手配できるようになり、旅行中に泊まるホテルを選ぶ楽しみも増えています。

このMeander 1948は歴史ある建物をリノベーションして内装がきれいになっているだけではなく、機能的にも非常に充実したホテルになっています。1泊1部屋1万円程度と海外ホテルにしては少しお値段がかかりますが、台北の歴史を感じられ、観光にも便利な立地と、大変コスパの良いホテルだと思います。(一人旅の際はドミトリーという選択肢も)

 

ぜひ台北駅近くでホテルをお探しの方、以下でチェックしてみてはいかがでしょうか。おそらく、今後人気が出てくるだろうなーと思うMeander1948ですが、大手ホテル予約サイトではまだ「新規掲載ホテル」となっているため、まだ予約も取りやすいと思います。現在はレビュー件数もそれほど多くないですが、新しいホテルのため設備も古くなく、スタッフの対応も満足できるもので、台北の2泊3日の滞在も快適でした。

台北にご旅行を検討されている方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

www.booking.com  www.agoda.com

HotelMeander1948の看板。もう少し先のカフェが入り口。

 

次回は旅の中で感じた台湾のリノベーション文化について書いてみたいと思います。

それでは。

 

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